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社会保険労務士(社労士)という資格があると何ができるのか?
今回は私が取得した(といってもこの記事を書いている時点ではその資格試験に受かっただけで未登録なのですが)社労士とはどういうものなのかについて書いていきます。
社会保険労務士(通称:社労士)は、労働や社会保険に関する書類作成、手続き代行、法的アドバイスを行うことができる国家資格です。
労働や社会保険に関する手続きや法律知識に精通しており、この資格を持つことで、以下のような専門的な業務が可能になります。
・労働基準法や社会保険法に関する実務対応
・給与計算、入退社手続き、就業規則の整備や見直し
・労務トラブルへの予防的アプローチと改善提案
・労働保険、社会保険の各種申請手続きの代理
・個人でも加入できる社会保険制度や年金の相談・手続きサポート
・働きやすい職場環境整備の支援(育児/介護の制度導入やハラスメント対策など)
したがって、これらの業務を行う社労士は「雇用されている人」だけでなく、「雇う側・働く個人」双方にとって、“健全で続けられる仕事環境”をつくる専門家とされています。
そして、社会的にはこういったもの(より詳しく知りたい方は具体的にどう説明されているかの引用をこのページの最後にしていますので併せて参照してください)とされているわけなのですが、、、
ここからは私が社労士というものをどうとらえているのかについて書いていきます。
私は社労士とは人付き合いの前提の整備屋さんと考えています。
そもそも、この社労士というものになるために労働基準法をはじめとする35ほどの関係法令についてを問うた試験を受けることになるのですが、そもそものそもそも、その法律とは何なのか?
私は、法律というものは社会の最低限のルールを明文化したものと考えています。
そのため、人々が社会での生きていく上ではそれをしっかりと把握していく必要があります。
そうなったとき、もちろん「1週間の労働時間は40時間まで」や「アルバイトなどの短時間労働者にも年次有給休暇は付与される」ということのように、世間に浸透していることルールも存在してはいます。
しかし、浸透していないルールや業務委託の場合はどうなるなど、どう適用していいのか迷うケースが存在していることもまた事実で、これらを細かく把握することはとても難しいことです。
したがって、お互いに前提を確認し合ってわかろうと努力をし、整備していくことが必要です。
そこには詳しい人のサポートは欠かせません。
バットとサッカーボールを持ち寄ったのでは試合はできません。
予めのルール調整というものは必要です。
子供のころ誰もが思った「みんななかよく」をしていくため、大人としてはみんなの前提を揃えていく努力が必要となります。
主に仕事環境のシーンということになりますが、それに必要な知見を持ち、その整備を支援していくのが社労士の役割だと私は思っています。
<参考>
例えば、大手資格予備校では社労士について以下のような紹介をしています
・誰もが気持ちよく働けるための環境作りのプロ
・労働争議を未然に防止
・複雑な年金のしくみを熟知できる資格
出典:LEC東京リーガルマインド「社会保険労務士[社労士]のここが魅力!」
また、その具体的な仕事について全国社会保険労務士連合会では以下のことを挙げています
・労働社会保険手続業務
・労務管理の相談指導業務
・年金相談業務
・紛争解決手続代理業務
・(弁護士の)補佐人