【影響受けた人・モノ・こと】春日部高校 応援指導部

影響受けた人・物・こと

本日もアクセスいただきありがとうございます。
この記事では、2025年8月15日に私の母校である埼玉県立春日部高校の応援指導部が日テレの報道番組 news every.にて取り上げられましたので、その紹介をさせていただきます。

そのときの映像が日テレ公式サイトに挙がっておりますので、よろしければご覧ください。
【全力】応援に青春をささげた高校生たち!埼玉県立春日部高校の応援指導部に密着!『every.特集』(17:29)

 

私の母校、埼玉県立 春日部高校【通称:春高(読み カスコウ)】は埼玉県春日部市にある県立の男子校です。
春高には入学直後のオリエンテーションで校歌指導の時間があります。
このときに指導をしてくださったのが応援指導部の方々です。

私が現役当時に聞いた応援指導部の説明を、記憶をたどってお話しすると、春高の応援指導部は歴史が古く、高校に限れば日本で最初の応援団なのだそうです。

みなさんにとっては応援”団”という言葉の方が馴染みのあるものだと思いますが、春高の応援団はその名を応援”指導部”としています。
その由来は、応援”団”とすると”団員が”応援をする意味合いが強くなってしまうところ、応援の仕方を指導して一致団結を促し、学校全体として生徒を応援していくための先導をしていくとの思いから応援”指導部”という名になったそうです。

そんな応援指導部の方々からの入学早々のご指導もあり、新入生たちは校歌と応援歌(すべて学校オリジナル)をしっかり覚え、春高に入ったことを深く自認するようになっていく、というわけではなく…

さすがに限られた時間の指導だけで全校生徒が歌詞カードを見ず校歌などを歌えるようになることはありません。

ただ不思議なもので、部活動の応援や文化祭・体育祭と、ことあるごとに歌唱の機会をを経験していくうちに歌えるようになるものなのですよね。
中でも放送でも取り上げられた臙脂の集い(えんじのつどい)の影響は大きいと思います。

高校生活の数々のイベントの中心にいたのは紛れもなく応援指導部の方々で、都度、前に立ちリードをしてくれてたおかげで本当に高校生活がかけがえのないものとなりました。

(余談)
そんな高校生活を送ったからか、卒業後の同窓生のつながりと母校への愛着は強く、卒業から何年もたった同窓会で集まっても、みんなして肩を組んで校歌と応援歌を歌うんです。
まさに会の大団円。
本当に春高の3年間というのはかけがえのない青春の一幕だったと思います。

なお、私自身は吹奏楽部員で、応援指導部の部員ではなかったのですが、応援歌を演奏することの兼ね合いもあり、応援指導部の方にはかなり仲良くしていただきました。

それだけに受けた影響は大きいです。

そもそも冷静に考えたとき、楽器演奏やチアリーディングなどを除き、「応援に練習は必要か?」といわれるとそうではないと思います。

応援とは、単に「頑張れ」というだけで行為としては成立するものです。
そして、その言葉のおかげで充分に頑張れる人もいると思います。

しかし、それでいいのかと考えさせらたのが応援指導部を見ていての当時の私でした。

もちろん結論はそれでいいのです。
いいのですが、さらにできることがあると教えてくれたのが応援指導部のみなさんの背中でした。

当時の学校の風景を少し紹介すると、放課後になると校舎中に「オーーーーーー!」という声が響き渡ります。
応援指導部の方の声出し練習です。

その練習を重ねた声というものは圧巻です。
特に3年生部員の方の出す声の太さ、芯の強さ、輪郭、迫力は凄いもので、野球場の1塁側にいても3塁側からの声がクリアに聞こえるほど通るようになります。

そして、その声でされる応援は特別なものです。
ただ「頑張れ」と言われる以上に頑張る気力がわきます。

それは、その言葉の裏にある努力を聞く生徒たちが知っているからに他なりません。

それ故に私が思うようになったのは「誰かの力になりたければ、力になれる自分にならないと」ということです。
少なくとも自分の言う「がんばれ」が、”ちゃんと”頑張れる「がんばれ」になりたいと思うようになりました。

これから先、かかわりを持たせていただく方、一緒に何かをすることになる方に、自分とかかわったことがプラスになるように、そういう自分であるようにより精進して参ります。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

※トップ画像出典 春日部高等学校の画像 | みんなの高校情報 https://www.minkou.jp/hischool/school/photo/1910/

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